NPO:特定非営利活動法人国際プレゼンテーション協会
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プレゼンテーションって何?

※このページに掲載の内容(記事・図など)の著作権は国際プレゼンテーション協会が保有しています。無断転用および転載は禁じます。なお、教育・指導目的での活用をご検討の際は、協会事務局までご連絡ください。

1.プレゼンテーション…、それは相手の心にひびく贈り物

プレゼンテーションは聴き手への贈り物。

 たとえば、あなたが大切な人に何かプレゼントするとき、きっと相手の状況や性格、趣味や嗜好を考えるでしょう。相手が欲しい物を選び、内容を吟味します。きれいにラップし、洒落たリボンをかけます。そして、プレゼントを渡す場所を選び、言葉のメッセージを添えてプレゼントします。それはプレゼンテーションそのものです。

 プレゼンテーションとは、あなたの意見、情報、あるいは、気持ちなどを、言葉と言葉以外の手段を使って、相手の注意を喚起し、興味を沸かせ、理解させ、合意させ、そして、相手にあなたの意図した行動をとらせることです。そのためには、相手を詳細に分析し、伝えたい内容を分かりやすく組み立て、最も効果的な場所を選んでプレゼンテーションをおこないます。

 あなたが贈り物に費やす努力とエネルギーは、きっと相手の心にひびきます。

2.プレゼンテーションの3要素を知ろう

(1)プレゼンテーションの戦略

 あなたのプレゼンテーションは、相手によって、目的によって、場所によって、組み立て方も伝達の仕方も、まったく異なったものになります。プレゼンテーションを準備する段階で、3つの「P」を分析し、戦略を立てましょう。3つのPとは、PEOPLE(相手は誰か?)、PURPOSE(どのような目的か?)、そして、PLACE(どこで実施するか?)。この3つのPを分析することによって、どのようにシナリオ(内容の組み立て)を作り、どのようにデリバリー(伝達)すれば良いか分かります。

(2)シナリオ作り

 あなたが話したいことと、相手が聴きたいことは必ずしも一致しません。それに、あなたが話したい順番と、相手が聴きたい順番も異なります。相手の聴きたいことを話すことによって、そして、相手が聴きたい順番で話すことによって、あなたの最終的な目的が達成されます。プレゼンテーションの目的と範囲を絞り込み、シナリオを論理的に組み立てましょう。そうすれば、相手はあなたのプレゼンテーションに納得するでしょう。

(3)デリバリー

 プレゼンテーションの戦略に基づいてシナリオ作りができれば、次に、相手を目の前にして、実際のプレゼンテーションをおこないます。伝達の方法は2種類あります。「言語による伝達」と「非言語による伝達」。あなたの話し方は、時には強く、時には弱く、高い声で、あるいは、低い声で、早く喋ったり、遅く喋ったり、変化を持たせて、聴き手の注意を喚起します。さらに、堂々とした態度、強いアイ・コンタクト、変化に富んだボディ・ラングエッジを駆使して、相手の興味を惹きつけるようにします。もちろん、常に、顔の表情にはスマイルを忘れてはいけません。

3.ビジュアルを使おう

(1)なぜ、ビジュアル?

 プレゼンテーションでは、大いにビジュアルを活用しましょう。プレゼンテーションの効果は、人の五感と情報吸収に関係します。人の五感と情報吸収率は、味覚:2%、嗅覚:3%、触覚:15%、聴覚:20%、視覚:60%。視聴覚に訴えるビジュアル・プレゼンテーションは、相手の情報吸収の80%を活用することになります。ビジュアルを活用すれば、相手はあなたのプレゼンテーションに興味を持ち、理解し、合意し、そして、感動するにちがいありません。

(2)ビジュアルを使う目的

 プレゼンテーションでビジュアルを使う目的は、相手の理解を助ける、興味をわかせる、記憶に留める、そして、時間を節約し効率化する、の4つです。これらの目的を達成するためには、パッと見てピンとくるシンプルなビジュアルでなければなりません。手元の配付資料をそのまま見せたり、文章の羅列を見せたり、細かい文字で書かれたビジュアルはご法度です。分かりやすくセンスのいいビジュアルをかっこよく見せましょう。そうすれば、相手はあなたのプレゼンテーションの虜になるはずです。

(3)ビジュアル・メディア(視聴覚機器)

 世の中には、プレゼンテーションで使えるビジュアル・メディア(視聴覚機器)がたくさんあります。それぞれのメディアには特性があり、その特性に熟知することが必要です。そして、プレゼンテーション戦略の3P分析に基づいて、あなたのプレゼンテーションに最適なメディアを選択することです。そして、ビジュアル・メディアの特性を知り、正しい使い方をマスターしましょう。もし、あなたが間違ったビジュアル・メディアを選択し、間違った使い方をするなら、相手の前で、あなたはコメディアンになってしまいます。

4.デジタル機器を活用しよう

(1)最先端のプレゼンテーション

 あなたのプレゼンテーションは、常に、最先端でなければなりません。古びたOHPプロジェクターで、手垢のついたシートを使い、薄暗い蛍光灯の下で、いくら斬新なアイデアだと訴えても、相手の心にはひびきません。最新のスペックを搭載したモバイルPCを、高解像度のプロジェクターやモニターに接続し、多彩なプレゼンテーション・ソフトを駆使し、パワフルにプレゼンテーションをおこないましょう。

(2)プレゼンテーション・ソフトを使いこなす

 あなたのパソコンインストールされているプレゼンテーション・ソフトを使いこなしましょう。あなたが伝えたいこと、言いたいこと、知ってもらいたいこと、マウスを使ってビジュアルを描いてみることです。そして、ビジュアルにアニメーションをつけ、話の流れに沿ってビジュアルを動かしてみましょう。そうすれば、相手の期待は高まり、あなたの話に集中し、洗練されたビジュアルの動きに感動するはずです。そして、あなたの提案に「イエス」と言うにちがいありません。プレゼンテーション・ソフトを使いこなせば、それが可能になります。

(3)世界へ発信する

 これからは、プレゼンテーションのすべてをデジタル化することが必要です。パソコン上で、プレゼンテーションの戦略を立て、シナリオを作り、ビジュアルを描き、プレゼンテーションする。そして、プレゼンテーション・ファイルを電子メールに添付し関係者に配信する。ネットワーク上の電子会議で、あなたのプレゼンテーションを展開する。そして、インターネットを通じて、プレゼンテーションをグローバルに発信していく。プレゼンテーションをデジタル化すれば、あなたの世界は広がっていくことでしょう。